30代からの教員転職までの道のり

30代から転職し東京都で小学校教員しています。まずは採用までの私の経験を書いていきたいと思います。その後、現在の教員としての勤務状況や公務員の資産運用についても書いていきます。

産休代替教員になろう

教員採用試験について前回まで記事を書いてきたのですが、「試験までに日数がある。」「免許はあるんだけど、、、。」「期限付きになったのに連絡が来ない、、、。」という方は産休代替で経験を積んでおくことをおすすめします。

メリットとしては、

①1年のみなのでやり直し可能

②現場は人手不足なので簡単になれる

③採用試験で面接で追加点を貰える

④管理職に面接対策をしてもらえる

 

①に関してなのですが、1年目は色々と失敗しやすいです。授業・学級経営だけでなく、行事、職場の人間関係等教員の世界は独特でめんどうです。さらに管理職、若手ともにプライドが高く、転職してきた30代となるとなめられ、ストレスを感じやすくなり、集中を削がれてミスしやすくなります。そのため産休で入る1年目は失敗を前提にすすめ、来年度の別の勤務先でその経験を生かすようにしましょう!この1年の経験があるだけで授業の質や仕事効率が大幅に上がります。

 

デメリット

①仕事しながら試験を受けるためキツイ

②採用試験の準備時間がとれない

 

つまりどちらにせよデメリットは多忙な仕事により時間がないことです。産休を引き受けるならとにかく早期の段階で計画的に準備を進めていくことが大事ですね!

教員採用試験への準備②ニ次試対策(東京都)

前回の一次試験に引き続き、今日は2次試験について書いていきたいと思います。

 

2次試験は集団討論と個人面接の2つがあります。

準備としては、

・事前にどのような討論テーマ(過去の)を聞かれるのか調べて自分の考えをまとめておく

・試験を受ける仲間と練習しておく

(通信の場合は明星大学のグループラインで募集すると意外と集まります。)

・教育実習校やボランティア先の学校の管理者に面接練習をしてもらう

がよかった記憶があります。

このことから横のつながりを作るとともに、SSS(学校ボランティア)に参加して縦の関係を作っておくのも重要になります。(管理職との関わり)ボランティアは仕事が楽な割にしっかり時給も貰えるのですごくおすすめです。

 

集団討論では、5人程度の受験者が同学年の教員という設定で話し合いをさせられます。

司会やタイムキーパー等の役割があるので自分を上手にアピールしていきましょう。ちなみに試験官は教員になりますので、協調性を重視してきます。論点がずれたときに話を戻せるか、角が立たないようにまとめられるか等も見られそうです。

 

個人面接では、単元の指導計画、志望理由、場面指導の3つが主にありました。

何が書かれるかを調べておくことと面接練習を誰かにしてもらっておくと安心です。ちなみに完全に答えられないことは試験官は分かった上で質問をしてくるので、冷静に答えつつ、明らかに難しい質問であると思ったら「分かりません。」と答えるのも良いそうです。(はったりでもいいからうまく返せるか見ているという管理職もいたので運の要素もありそうですが。)

 

教員採用試験への準備①一次試験筆記対策(東京都)

今回の記事では東京都の採用試験に向けての準備について話していきたいと思います。

 

東京都の教員採用試験では、

1次試験 筆記試験

2次試験 面接

の2つの試験があります。

1次試験合格者が2次試験を受けられるというながれです。

働きながらだとこの短期間に2つある試験対策がしんどくなるので出来るだけ早期から取り組むのがおすすめです。

(と言っても採用試験受験者が毎年減っており、倍率下がりまくりで、点数悪くても普通に通過します。笑)

1次試験に関しては

・教職教養、一般教養の過去問解いて大枠を掴む

・論作文の対策をしっかりやっておく

程度で大丈夫です。論作文に関してはとにかく指定された字を埋めれば受かると言われています。気を付けなければいけないのが、1次試験対策に力を入れすぎて2次試験対策が不十分になることです。

教員になりたい人がいないこのご時世ですが、教育委員会は2次試験の面接で普通に落としていくからです。

次回はそんな2次試験について書いていきたいと思います。

教育実習までに準備すべきこと

前回の記事で教育実習の大変さを書かせてもらったのですが、今回の記事では準備しておくと良さそうな事物について書いていこうかと思います。何事も準備で大きく労力・疲労が変わってくるかと思いますので、もしこれから実習予定がある方は参考にしてみてください。

 

まず1つめが、自宅環境整備です。実習中は帰宅後に指導案を書いたり、教材を作成したりします。そのためPC環境や授業準備に集中できる環境(家事などは極力減らす)を整えておきましょう。

 

2つめに学習内容の確認です。実習前には一度学校へ行き何年生を実習させていただくのかを聞ける事前面談があります。そのときに今何年生で、何の教科書を使っているのかを聞いておくと、準備ができます。ちなみに教科書会社さえ分かれば事前に買って読んでもいいし、ネットで調べてどのような単元をどの時期に学習するのかも調べられます。(教科書はめっちゃ安いです)

 

3つめに指導案を各教科書いておくです。実習前に、何本か実際に書かされますが各教科書いておくことで実習中に書く負担を軽減させられます。

 

4つめにジャージやスーツ、上着、バインダー、上履き等の準備です。(とくにバインダーは忘れがちなので注意を。)事前に揃えられる物はとにかく揃えておきましょう。

 

5つめに土日は必ず空けておくことです。前記事で書きましたが、実習中はとにかくきついです。そのため少しでも休む時間と、授業準備をする時間にあてられる土日は貴重になります。

 

以上です。また何か思い出したら追加していきます。

いざ!教育実習!(受け入れてくださる学校には本当に感謝)

前回介護等体験について簡単に書かせていただいたので、今回の記事では教育実習(私は過去に書いているように小学校に行きました。)について書いていきます。

 

教育実習は約4週間、実際に学校に行き授業見学→(空き時間に講義)→授業実践→一日学級担任体験というような流れで実習させていただきます。子供たちは基本的になついてくれるので、そういう面では楽しいです。

 

実習では指導教員1名が付き、授業計画等の面倒を見てくださります。基本的に経験豊富な教員がつくのですが、まれに意地悪な教員をひくこともあるそうなので、そのときはとにかく4週間耐えましょう。

 

で、この教育実習ですがまじできついです。具体的には以下の2つだったかな?と思います。

 

まず1つめにきついのが、不慣れな環境でのハードワークによる疲労です。

授業時間だけではなく、休み時間は子ども達と遊び、放課後は翌日の授業の準備に加えて、実習日誌を記入するため休む暇はありません。さらに実習させていただいている立場なので、とにかく周囲に気を遣い、雑用を手伝います。(私はこれに加えて朝早くに出勤し、教室の清掃もしていました。)不慣れな環境でこのような休みないスケジュールが何日も繰り返されると疲労が蓄積していきます。最終週は精神力だけで立っているような戦士になります。

 

2つめにきついのが帰宅後に行う疲労状態での授業準備です。

実習の序盤は指導教員の授業を見学させていただくだけなのですが、途中から授業を経験させていただきます。(実習生が未熟な授業を行うと子供の学習理解が遅れてしまいます。そのため指導教員がその分をカバーするような形になるので必ず感謝を忘れずに。)この準備が本当にきついです。具体的には、教材や板書計画、指導案というようなもの事前に作成し、指導教員に相談します。さらにそこでいただいたアドバイスから修正をしていざ授業へというながれなのですが、これがとにかく時間がかかります。家に帰って教材を研究したり、板書計画を考えたり、教材作成をしたりしていると夜遅くになってしまいます。しかも、日中の疲れが残った状態で行うので思考も鈍くなっており、なかなか進まないという悪循環です。そして最終週付近の研究授業(全教員に見ていただく)では管理職にも指導案を提出して、助言(修正)をしていただきます。何度も指導教員・副校長・校長から修正をいただき指導案と教材を直しながらも、日々の授業も継続しているため精神的にも疲労がきます。最終的には社畜戦士のような状態になっています。

 

以上を踏まえ次回の記事では教育実習を乗り切るためにどのような準備をしておけばよいのかについて書いていきたいと思います。

いざ!介護等体験へ!

一通り通信教育で単位を取り終えると介護等体験教育実習の2つの実習課程を履修する必要があります。

 

介護等体験は介護施設5日間と特別支援学校2日間だけなのですが、教育実習は約4週間あり相当きついです。

 

介護等体験では、障害や高齢によるハンディーキャップを体験を通して学ぶことができ、自分の見識を広げることができます。が、不慣れな環境化かつハードスケジュールで行うので、学ぶ余裕はあまりなく疲労した』という記憶が大きいです。ただ、帰宅後はゆっくり休めるのでまだ体調管理はしやすいです。

唯一、帰宅後にしたことといえば、介護施設体験で施設長より「最終日に施設利用者に向けて何か出し物をしてほしい。」と言われ利用者の方々みんなで歌う歌と資料を準備したくらいです。ちなみに激しいダンスのような出し物はほんとに引かれることが多いらしいので気を付けてください。

 

次の記事では教育実習について書きていきたいと思います。

 

 

 

 

スクーリングとは?~概要と活用方法~

明星大学の通信教育課程にはレポートを取る以外に、直接大学に行って授業を受けるスクーリング(授業後に簡単な試験もある)という制度があります。このスクーリングでは、①レポートの提出、②試験、の2つの課程をとばして単位を取得することができます。

スクーリングを受けるデメリットとしてお金がかかるということがあります。そのため資金に余裕がない人はあまり受けずに地道にレポート・試験をこなしていく方法もあります。

ただ、題名に記載したスクーリングを無理してでも受けた方がよい理由として①教員志望の仲間を作る②情報交換ができるということがあげられます。

①の仲間を作ることのよさとしては、免許取得までのモチベーションの維持や採用試験のときに連絡を取り合い励まし合えるということがあります。

②の情報交換では、レポートや試験対策が大幅に楽になります。レポートでは合格レポート参考にを見せてもらうことができます。また、試験対策では、どのような試験課題がでるのか(過去問)を事前にいくつか見せてもらうことで勉強に掛ける時間が減ります。もちろん「自分の力で受けたい!」という思いを持てる方は素晴らしいので、ぜひそのように頑張ってください。

以上の理由より無理をしてでも話し掛けて連絡先を交換することをおすすめします。私はコミュニケーション能力が低い方なのですすごいがんばりました。笑